2019-10-20

高橋家にまつわる物語




高橋家公開


横谷奈歩

気にも留めない日常の些細な出来事、日々の生活、家族、家。そこで営まれていた暮らしの記憶は月日の重なりとともにいつしか失われていきました。
2013年、美術家・横谷奈歩は30年近く空き家となっていた高橋家と出会います。そこで感じ取ったのは、場所に眠る、かけがえのないなにものかでした。
高橋家は尾道市長江の、遠くは向島の高見山を望む石段の上に建っています。大正時代に建てられたその家のかつての住人は尾道市の助役、高橋たけし氏。その次男である高橋玄洋氏はそこで育ち、のちに東京に上京し、ラジオ、テレビのメディアの黎明期に脚本家として活躍します。その家には玄洋氏はもちろん、武氏とその妻清子氏、祖父秀氏も含めて3世代の家族の暮らしの跡が残されていました。
横谷奈歩はそれら出来事の痕跡を通じて時空、そして生と死の境を超えた対話を始めたのでした。


横谷奈歩 Naho Yokoya
美術作家。1975年東京生まれ。2008年東京芸術大学大学院 美術研究科 後期博士課程を修了後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてヨーロッパに滞在。古代ローマ遺跡をはじめ、街や自然、博物館等のリサーチと制作活動をおこなう。以後、日本国内から世界各地へ足を運び、調査と取材を重ね、土地に隠された歴史やひそやかな事柄を残していくことを最も大切なテーマとしている。


高橋家公開
公開日  2019年11月3日[日/祝]、4日[月/祝]、9日[土]、10日[日]、16日[土]、17日[日]、
     23日[土]、24日[日] ※土日祝日のみ公開
時 間  11:00~18:00 
場 所  722-0046 広島県尾道市長江2丁目9-19 ※尾道南高校より徒歩2分
観覧料  無料
関連企画 横谷奈歩 アーティストトーク
     日 時 11月3日[日] 16:00〜 
     場 所 高橋家
     料 金 800円(ドキュメント付)
     もうひとりと歩く エリアツアー
     日 時 11月10日[日] 14:00〜 2時間程度
     集 合 光明寺會舘 ※光明寺界隈〜斜面地・坂道ルート〜高橋家
     料 金 500円






















主 催 AIR Onomichi実行委員会 ひろしまトリエンナーレ実行委員会
協 力 高橋玄洋、等江 杉井隼人 山本晶大 梅林信二(敬称略)
    NPO法人尾道空き家再生プロジェクト 尾道市立大学 尾道新聞
助 成 文化庁 損保ジャパン日本興亜 beyond 2020
お問い合わせ先 AIR Onomichi実行委員会事務局(光明寺會舘内)
    〒722-0033 広島県尾道市東土堂町2-1
    Tel/0848-51-5717 Mail/aironomichi@gmail.com

2019-09-08

From Here to Beyond


9月7日[土]より尾道市立美術館にてはじまった「From Here to Beyond/ここからむこうまで」
参加アーティストとしてもうひとりで「Scab」を展示しています。
美術館の外からみえるのは「Painless jellyfish(無痛クラゲ)」
大気の対流とともに上昇の際は、美術館にお立ち寄りください。
-----
FROM HERE TO BEYOND/ここからむこうまで

アーティスト
柳 幸典/小西 紀行/もうひとり/小林 正人/岩崎 貴宏/小金沢 健人

会 場 尾道市立美術館/広島県尾道市西土堂町17-19(千光寺公園内)
会 期 2019年9月7日[土] - 10月27日[日]
時 間 9:00 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし、9/16、23、10/14は開館)
観覧料 大人 800円 高大生 550円
website https://www.onomichi-museum.jp
-----

Exhibition
From Here to Beyond
Artists
Yukinori Yanagi
Toshiyuki Konishi
MOUHITORI
Masato Kobayashi
Takahiro Iwasaki
Takehito Koganezawa
Guest Curator
Yoshinori Ishikawa
Dates: 7 Sep, - 27 Oct, 2019
Holiday: Monday (except for national holidays)
Open Hours: 9:00-17:00 (Last admission to exhibition is at 16:30) ※12 Oct, open -20:00
Venue: Onomichi City Museum of Art 








2019-08-16

光明寺會舘学校 2019

2019年8月19日[月] 
第4回 星劇団レクチャー「私の星劇団」




















この度のレクチャーは 2 部構成で開催します。
まず第一部ではアーティスト横谷奈歩がこれまでの「星劇団(*)再演プロジェクト」の経緯について語ります。
第二部 ではその内容を踏まえ、私たちがつくる未来の星劇団についての提案を横谷奈歩 が行い、その後それぞれの参加者が考える「私の星劇団」についての意見交換をしながらプロジェクトの今後について考えていきます。 
*星劇団は19464月に尾道市吉和で、当時10~20代の女性を中心に結成された劇団です。 


横谷奈歩 略歴 
美術作家。1975 年東京生まれ。2008 東京芸術大学大学院 美術研究科 後期博士課程を修了後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてヨーロッパに滞在。古代ローマ遺跡を初め、街や自然、博物館等のリサー チと制作活動をおこなう。以後、日本国内から世界各地へ足を運び、調査と取材を重ね、土地に隠された歴史やひそやかな事柄を残していくことを最も大切なテーマとしている。


光明寺會舘学校2019
第4回 星劇団レクチャー「私の星劇団」
日 時 2019年8月19日[月] 18:00 - 20:00 
場 所 光明寺會舘/広島県尾道市東土堂町2-1
参加費 無料

2018-10-18

Shooshie Sulaiman ORGANIZING ABANDON OPEN STUDIO


Shooshie Sulaiman 
ORGANIZING ABANDON

ORGANIZING ABANDONはアーティスト、シュシ・スライマン(マレーシア在住、b.1973)が2013年より広島県尾道市で展開しているプロジェクトです。スライマンは尾道旧市街斜面地で取り壊されようとしていた元や親の廃墟と出会い、そのすべてを再生 / 転生する長期プロジェクトを開始しました。
廃墟に属するものは何も破棄せず、そのすべてが保存・記録され、作品や、再生される家の一部へと生まれ変わります。
プロジェクトは単なる家の物理的再生を目指すものではありません。その過程こそが重要であり尾道で出会ったアーティストや職人をはじめ、様々な人々が関与しそこで新たな交流が生まれています。またスライマンがこれまで探求してきたマレーシアの文化的、歴史的背景や、縄文とスンダランドとの関係性もプロジェクトに組み込まれていきます。
2018年10月、いよいよシュシ・スライマンがデザインしたマレーシア伝統様式のバルコニーが設置されます。取り付け作業はマレーシアの職人たちが尾道を訪れ自ら行います。その模様をぜひご覧ください。


ORGANIZING ABANDON” is a project that artist Shooshie Sulaiman (based in Malaysia, b.1973) has been developing in Onomichi city, Hiroshima since 2013. In the slopes of the old part of Onomichi city, Sulaiman encountered the ruins of a former greengrocer's which was going to be demolished and started a long-term project to rebuild/reincarnate it in its entirety. None of the objects belonging to the ruins were discarded, all of them are preserved and recorded to be reborn as part of the art work and the renovated house.
The project's aim is not to merely physically renovate the house, the process is important, too. Various people, including artists and craftsmen whom Sulaiman met in Onomichi, are involved, and new interactions have begun. 
In addition, the cultural and historical background of Malaysia that Sulaiman has been exploring, and the relationship between Jomon Culture and Sundaland will also be incorporated into the project.
At the end of October 2018, a balcony of the Malaysian traditional style, designed by Shooshie Sulaiman, will finally be installed.Malaysian craftsmen will visit Onomichi and install the balcony themselves.Please come and see the development of this work.





















⬛︎SIDDRA HOUSE シドラハウス
日にち WORK(公開制作)  2018.10.23[火]-27[土]
    VIEW(観覧)  10.28[日]-12.2[日]
時 間 屋外作業は天候や工程により異なります。
場 所 siddra house / 尾道市西土堂町13-31(古寺めぐりポケットパーク横)
シュシ・スライマンと地域の職人やアシスタントの協力によって再生されつつある元八百屋の廃墟(1920年築)。シドラとはアラビア語で「星のような」を意味し、目の前が墓地で南に大きくひらけた場所は、星を見る場所として生まれ変わります。
この建物は日本の一般的木造建築で、マレーシア様式の建築部材が取り付けられ文化交流の象徴的な存在となります。

⬛︎ARCHIVE ROOM アーカイブルーム
日にち 2018.10.25[木]-11.5[月]、11.23[金]-12.2[日]
時 間 11:00-18:00
場 所 光明寺會舘 / 尾道市東土堂町2-1
休 館 火・水曜、11.6[火]-11.22[木]
シドラハウス から出てきたものを分類整理し保管している部屋が、光明寺會舘2階に作られたアーカイブルームです。かつての住人の生活の痕跡を感じさせるものはもちろん、釘一本まで捨てずにアーカイブを進めています。

◎ワークショップ
【シドラハウス マレーシア建築部材取り付け作業 現場編】
マレーシアの職人たちの技術を間近に体験できます。
日 時 10/23[火]-27[土] *時間は天候や工程により作業時間が異なります。
    光明寺會舘までおたずねください。
場 所 シドラハウス / 尾道市西土堂町13-31
講 師 マレーシアの職人チーム

◎アーティストトーク
【シュシ・スライマン アーティストトーク】
スライマンの尾道でのプロジェクトについてお話しします。(予定)
日 時 11/24[土] 19:00〜
場 所 光明寺會舘
講 師 シュシ・スライマン

◎ツアー&レクチャー
【もうひとりによるAIRツアー】
AIR Onomichiの各所をディレクターのもうひとりと一緒に巡ります。
日 時 12/1[土] 13:00〜
集合場所 光明寺會舘
講 師 もうひとり(小野 環、三上 清仁)


-----------------------------------------------------------------------------

主 催 AIR Onomichi 実行委員会
共 催 現代アートの創造発信事業実行委員会
助 成 平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業、尾道市
    国際交流基金 アジアセンター アジア・市民交流助成 http://jfac.jp/
    エネルギア文化・スポーツ財団
協 力 小山登美夫ギャラリー、光明寺會舘、尾道市立大学、NPO法人尾道空き家再プロジェクト、地域住民の皆さま

AIR Onomichi 実行委員会
722-0033 広島県尾道市東土堂町2-1
2-1,Higashitsuchido-cho,Onomichi-shi,Hiroshima,Japan 722-0033
Tel 0848-51-5717 Mail aironomichi@gmail.com
    

2018-09-23

光明寺會舘学校2018 vol.4


AIR Onomichi  ARTIST TALK
2018年9月27日[木] 19:00〜21:30

美術作家 横谷奈歩


星劇団の再演プロジェクト

戦後、尾道商業高校は進駐軍の駐屯地となっており、校庭には空缶があちこちに散らばっていた。捨てられた缶の星の部分を切り取り、5つのうちの一つの角を折り曲げて、暗幕に引っ掛ける。
公演中に幕が揺れると、それはあたかも舞台上でたくさんの星がきらめく風景のようだった。
「星劇団」―昭和21年、終戦直後のこと。自ら劇団を立ち上げた彼女たちは、第二次世界大戦と戦後をたくましく生きた女性であり、同時にどこにでもいる十代から二十歳前後の多感な少女であり、そして表現者だった。

終戦後から十年間、尾道市吉和地区にて活動していた星劇団。物資の不足した時代になぜ彼女たちは劇団を立ち上げたのか。「星劇団再演プロジェクト」第一回目は、2013年に星劇団団員の川原ヤエ子さんと美術作家・横谷奈歩との出会いから、アートプロジェクトとして星劇団の再演に動き出すまでの経緯とこれからの活動について、お話しします。

ゲスト略歴
横谷奈歩 
美術作家。1975年東京生まれ。2008年東京芸術大学大学院美術研究科後期博士課程を修了後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてヨーロッパに滞在。古代ローマ遺跡を初め、街や自然、博物館等のリサーチと制作活動をおこなう。以後、日本国内から世界各地へ足を運び、調査と取材を重ね、土地に隠された歴史やひそやかな事柄を残していくことを最も大切なテーマとしている。


















AIR Onomichi  ARTIST TALK
日 時 2018年9月27日[木] 19:00〜21:30
場 所 光明寺會舘 
参加費 無料、ワンドリンクオーダーお願いします。

光明寺會舘 
722-0033 広島県尾道市東土堂町2-1  
お問い合わせ Mail aironomichi@gmail.com.(亀井)  
Tel / Fax 0848-51-5717

2018-09-06

SIDDRA HOUSE 公開制作


Shooshie Sulaiman  ORGANIZING ABANDON


















シュシ・スライマンのプロジェクト「ORGANIZING ABANDON」の公開制作を行います。

今回はマレーシアで制作された伝統的なバルコニーをSIDDRA HOUSEに設置します。
設置作業はバルコニーを制作したマレーシアの大工、シュシ・スライマンを中心に行います。
二日間の公開制作ではその様子をご覧いただけます。


【ORGANIZING ABANDON 公開制作】
⬜︎日にち 20181027[]28[]
⬜︎場 所 西土堂町ポケットパーク横(尾道市西土堂町13-38
*時間などの詳細は決まり次第こちらのページ、もしくはSNSなどでお知らせいたします。




















2018-04-14

stevenmichaelarts performance 「DON'T SHOOT!!!」


April 15th Sunday  1pm - 5pm / Open Air Museum


I Am Stephon Clark 
私はステフォン・クラークです。

このパフォーマンスは、米国警察による黒人男性の一連の残虐な銃撃事件のうち、最近起きたものに対する返答です。人の小さな子供の父親であるステフォン・ク ラークは、警察が容疑者を捜索しているのに気づいた後、サクラメントの祖母の家 の外で 20 回撃たれ、銃撃のうち 8 発が彼の背中に命中しました。クラークは武器を持っておらず、携帯電話しか持っていませんでした。私に恐怖を感じさせるこの事件に私は直接的に応えます。

事件はカリフォルニアで 起きました。そこは、私が居住し、生活を楽しんでいる実家近辺の場所であり、そ のエリアは、警察が非常に活発な場所でもあります。アメリカ人は暴力的現実に対 して感受性を失ってきているので私は応答するのです。その現実は真実で純粋なも のの影であり、非アメリカ化された残虐性に宿っているのです。 残念ながら、警察がしたことといえば、裁判所と法制度が彼らの逃亡を許すのを見 ているだけでした。クラークを即座に殺した役人たちは、彼を撃った後、意図的に ボディカメラを操作しました。そして、彼らの射撃の決定は「客観的に合理的」だっ たというのです。

私たちがアメリカで目撃しているのは悲劇的なシリーズです。それが 24 時間の ニュース・サイクルに埋め込まれた時、それ自体がメディアの見世物になってしまいます。悲しいことにそれは当たり前で標準的なものになっていくのです。それに対して、私たちは言葉、行動、芸術でこの「当たり前」を克服していくのです。 アメリカは、非常に根深く、根本的に克服すべき欠陥のある歴史を持っています。 しかし、究極的には、修正可能な契約書(合衆国憲法)に書かれている真の意図と精神に、価値あるリーダーシップのもと、立ち戻るとき、致命的に非難するより共 存するための「道徳的拘束」を選択する上で十分安全だと感じるでしょう。(Artist) 




I Am Stephon Clark 
日 時 2018年4月15日[日]  13:00〜17:00
会 場 Open Air Museum (西土堂町ポケットパーク上のリノベーション中の家屋)

会場が分からない方は光明寺會舘に一度お越しください。
ご来場の方はどのタイミングでもご覧いただけます。
パフォーマンス中、舞台となっている家屋にも上がることができます。