2023-09-07

NEW LANDSKAP shooshie sulaiman


ニューランドスカップ 

シュシ・スライマン展 

2023年9月16日[土]〜11月12日[日]

尾道市立美術館


 渡り鳥の到来は風景を更新させ、そして渡り鳥自身もいつしかここの風景の一部になっていく。

 なぜこの廃屋だったのか。なぜ尾道なのか。このプロジェクトを巡り、これから何が起きていくのだろうか。これまでもそうであったように、計画では捉え難い出来事の連鎖が起きていくことだろう。振り返ると一つ一つの出来事は「兆し」(マレー語でペタンダ)としてすでに現前していたのだった。アーティストの存在がすでに忘れてしまっていたものや失われゆくものへの入り口を開いていくかのようでもある。

 

 マレーシアのアーティスト、シュシ・スライマンの尾道での10年間にわたる創作活動を展示する展覧会「NEW LANDSKAP ニューランドスカップ シュシ・スライマン展」を開催します。タイトルの「LANDSKAP」はマレー語で「風景」を意味しますが、アーティストの想像力は文化的な基層にも及び、「LANDSKAP」は視覚的要素だけでなく、場の来歴、さらに場に潜在する不可視なエネルギーも包括したものとなっています。

 

 本展覧会は、アーティストと一棟のごくありふれた廃墟の出会いから始まったプロジェクトの深さと拡がりを、尾道市立美術館の空間と再生された廃屋の両方で同時に見ることができる絶好の機会となります。





 


















略歴

シュシ・スライマン / Shooshie Sulaiman  

1973年マレーシア、ムアール生まれ。1996年マラ技術大学にて美術学士号取得。その後マレーシア国立美術館のYoung Contemporaries Awardを受賞し、ドクメンタ12(2007)、アジア太平洋現代美術トリエンナーレ(2009)、光州ビエンナーレ(2014)、シンガポール・ビエンナーレ(2011、2022)に参加するなど国際的に活躍。日本では1998年に茨城のアーカスプロジェクトに参加したほか、「エモーショナル・ドローイング」(東京国立近代美術館 / 京都国立近代美術館、2008)、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(国立新美術館 / 森美術館、東京、2017)、同年ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」(横浜美術館、神奈川)の出展で知られ、また、2013年から「AIR Onomichi」に継続して参加。主な個展に「Sulaiman itu Melayu/ Sulaiman was Malay」(小山登美夫ギャラリー シンガポール、2013)、「Malay Mawar」(カディスト美術財団、パリ、2016)、「Main Getah / Rubberscape」(Museum MACAN Children’s Art Space、ジャカルタ、2019)、「赤道の伝承」(小山登美夫ギャラリー、東京、2021)など。

 


◯尾道旧市街斜面地に点在する会場もご覧いただけます。 

 会期中 土日祝のみ11:00~17:00オープン 入場無料

・光明寺會舘 尾道市東土堂町2-1 komyoji-kaikan

・シドラハウス 尾道市西土堂町 13-38

・書斎(ライティングスタジオ) 尾道市西土堂町10


東京で同時開催

 シュシ・スライマン個展 「fake M.」  

 2023年9月1日(金)~22日(金)

 11:00-19:00 日月祝休

 小山登美夫ギャラリー 六本木 

 106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F

 tomiokoyamagallery

 





 











◯関連イベント

・トーク1 

 「Fake Migration  シュシ・スライマンのアート」

 9月16日(土)14:00~16:00

 登壇者:シュシ・スライマン、蔵屋 美香(横浜美術館館長)


・トーク2 

 「ORGANIZING ABANDON 空き家の再生/転生」

 9月23日(土)14:00~16:00

 登壇者:シュシ・スライマン、小野 環(尾道市立大学教授)

 豊田 雅子(NPO 法人尾道空き家再生プロジェクト代表理事)


・トーク3 

 「Re-visit history 尾道の知られざる歴史」

 10月1日(日)14:00~16:00

 登壇者シュシ・スライマン、梅林信二(尾道市立美術館学芸員)、小野 環、西井 亨(尾道市遺跡発掘調査研究所所長)

 *トーク開始時に土堂小学校生徒による校歌斉唱があります。


トーク1-3の会場は尾道市立美術館 2Fロビー

参加無料(要 展覧会観覧料)  予約不要

 

・こどもと大人の鑑賞会

 10月8日(日)、10月29日(日)両日とも14:00~15:00

 こどもたちを対象にした鑑賞会です。鑑賞資料をもとに、作品鑑賞していただけます。

 中学生以下対象 参加無料 予約不要

 付添いの方1名は無料で入館

 

・NEW LANDSKAPツアー

 9月17日(日)、9月24日(日)両日とも14:00~16:00

 美術館から山手地区を歩き、シュシ・スライマンの活動サイトを巡ります。

 参加無料・申込み不要 

 当日13:50に美術館前に集合

 

 


NEW LANDSKAP ニューランドスカップ 

シュシ・スライマン展

2023916日(土)~1112日(日)


休館日:月曜日(ただし9/1810/9は祝日のため開館)

開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料:一般/800円、学生/550円 ※中学生以下無料

70歳以上、各種手帳(ミライロID可)をお持ちの方は証明できるものを提示により無料。

※団体(20名以上)は各200円引き。

※前売りは各200円引き。販売所は、中国新聞販売所(取り寄せ)、啓文社各店、JR尾道駅観光案内所、生協ひろしま

 :シュシ・スライマン展実行委員会、中国新聞備後本社

後 援:広島県、尾道エフエム放送、ちゅピCOMおのみち、エフエムふくやま

助 成:花王芸術・科学財団、公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団、

    公益財団法人 朝日新聞文化財団

協 力:尾道市立大学、AIR Onomichi、光明寺會舘、小山登美夫ギャラリー

 

 

 

2022-01-26

nuttsponchon Residence Report/AIR Onomichi OPEN STUDIO 2022/1/29・30


⬛︎ OPEN STUDIO/2022年1月29日(土)・30日(日) 12:00〜17:00
 (*フードの提供は16:00まで。売切れ次第終了)
 (*2Fの展示は、17:00まで)

Resident Artist    nuttsponchon / 尾道
Remoto Artists    LOUIE CORDERO / フィリピン
          Chihoi / 台湾・香港













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⬛︎ FOOD:kijimuna/キジムナ

1/29(土) 12-17時 カレー限定20食/1,400円 (*予約優先)

1/30(日) 12-17時 カレー限定20食/1,400円 (*予約優先)

尾道の新開にOPEN予定のkijimuna のヨーコちゃんの
@kijimuna_catering カレープレート1日限定20食で出して頂きます。(売切れ次第終了)













(写真は以前作ったイメージです。当日は旬の野菜などを使った別のものになります)

*売り切れ次第終了となりますので、ご予約を推奨しております。
 日付/時間/人数を下記までお願いいたします。

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⬛︎ DRINK・おやき:kyonchan/きょんちゃん

この日だけ出動する特別なメニューをどうぞ。

DRINK
・ジンジャーチャイ 500円
・スパイスレモネード 500円

おやき 各種200円
・熊本の三加和村の食材をふんだんに使ったおやき
(しょっぱい・甘いあります)















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なおAIR CAFÉは、尾道市のまん延防止等重点措置適用に伴い休業しております。

酒類の販売はありません。
日々変化する状況ですので、万が一場合延期する事もご了承ください。
◉お越しの際、大人数での行動は避け、マスクの着用、入口での検温及びアルコール消毒をお願いいたします。


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nuttsponchonより

光明寺會舘で1月上旬から、助成金の枠を頂き新作を制作していました。
今回は、個展ではなく、できた作品や制作途中の状況も含めて展示します。

紹介したいアーティストのうちの何人かに声をかけ、今回の為に送ってもらったZINEやコミック、ポスターなども展示販売します。
Tシャツやパーカーなどの物販も持って行きます。
作品も気になれば聞いて下さい。購入できます。

◎LOUIE CORDERO (フィリピン) @lolobuko 
◎Chihoi (台湾・香港) @chihoichihoi 
◎LOST (上海) @lost.magazine 
◎Graham Meyer (日本・タイ・アメリカ)
@falsedigital 

その他、自分のコレクションの本やZINE
なども閲覧できるように置いておきます。

主催:AIR Onomichi 2021
助成:令和3年度 文化庁 アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化促進事業 
   公益財団法人野村財団

2021-12-03

ZONE 舞踏石井組 - 場景 - AIR Onomichi

 
























ZONE
舞踏石井組
会場:松翠園大広間 広島県尾道市西土堂町1-26 
期日:2021年12月5日
時間:19:00 start(18:30 open)
チケット:1,500円 30名定員
お問い合せ先:AIR Onomichi事務局(光明寺會舘内)
メール aironomichi@gmail.com
電話  090-7379-5084(三上)
”場景” 
2021年12月4日・5日19:00〜/11日・12日・18日・19日16:00-20:30
会場:松翠園 光明寺會舘など
主催:AIR Onomichi 実行委員会
エキシビジョンディレクター:小野環 三上清仁 小山穂太郎 
マネージネント・コーディネータ:亀井那津子 柴田みづき 井上潤美
協力:光明寺會舘 NPO法人尾道空き家再生プロジェクト
助成:公益財団法人 野村財団 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

2020-08-22

mouhitori ホームページができました



アーティストユニット もうひとり(小野環・三上清仁)のホームページができました。

 https://mouhitori.net

こちらのページでは、これまでの作品や展覧会、レジデンスの様子を写真で紹介しています。

ぜひご覧ください。















2019-11-02

ORGANIZING ABANDON

ONGOING ARCHIVE 進行形のアーカイブ

シュシ・スライマン/Shooshie Sulaiman

ORGANIZING ABANDONはアーティスト シュシ・スライマン(マレーシア在住、b.1973)が2013年より広島県尾道市で展開しているプロジェクトです。スライマンは尾道市旧市街斜面地で取り壊されようとしていたもと八百屋の廃墟と出会い、その全てを、再生/転生する長期プロジェクトを開始しました。
廃墟に属するものは何も廃棄せず、その全てが保存・記録され、作品や、再生される家の一部へと生まれ変わります。プロジェクトは単なる家の物理的再生を目指すものではありません。その過程こそが重要であり、尾道で出会ったアーティストや職人をはじめ多くの人々が関与し、新たな交流が生まれています。
またスライマンがこれまで探求してきたマレーシアの歴史的、文化的背景や、縄文とスンダランドとの関係性もプロジェクトに組み込まれていきます。
2019年、光明寺會舘では公開期間中もシドラハウス から出てきた物のアーカイブ作業、及び素材天性のための実験も進めていきます。ぜひご高覧ください。

シュシ・スライマン/Shooshie Sulaiman
1996年マラ技術大学において美術学士号を取得。マレーシア国立美術館-Young Contemporaries Award受賞。
主な個展 :「Malay Mawar」(カディスト美術財団、パリ、2016年)、「Sulaiman itu Melayu/ Sulaiman was Malay」(小山登美夫ギャラリー、シンガポール、2013年)
主なグループ展 :「サンシャワー 東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(2017)、ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」(2017)、アートバーゼル、アート・アンリミテッド(2014)、グァンジュ・ビエンナーレ(2014)に出展のほか「Open House」シンガポールビエンナーレ(2011)、 アジア太平洋現代美術トリエンナーレ(2009-10)、ドクメンタ12(2007)



公開日 |2019年11月3日[日/祝]・4日[月/祝]・8日[金]・9日[土]・
     10日[日]・11日[月]・15日[金]・16日[土]・17日[日]・
     18日[月]・22日[金]・23日[土]・24日[日] 
     ※期間中の、金・土・日・月曜のみ公開
     ※11/9[土]はコンサート開催のため一部会場のみ公開
時 間 |11:00~18:00 
場 所 |光明寺會舘 2階/広島県尾道市東土堂町2-1
     ※シドラハウスの外観はいつでもご覧頂くことができます
     広島県尾道市西土堂町13-31(西土堂ポケットパーク横) 
観覧料 |無料
関連企画|◎横谷奈歩 アーティストトーク
     日 時 11月3日[日] 16:00~
     場 所 高橋家
     料 金 800円(ドキュメント付き)
     ◎もうひとりと歩く エリアツアー
     日 時 11月10日[日] 14:00~ 2時間程度
     集 合 光明寺會舘
        ※光明寺界隈〜斜面地・坂道ルート〜高橋家
     料 金 500円
     ◎小野環 マレーシアレポート
     〈マレーシア 先住民オランアスリの村で〉
     日 時 11月30日[土] 19:00~
     場 所 光明寺會舘
     料 金 500円




主催|AIR Onomichi実行委員会 ひろしまトリエンナーレ実行委員会
協力|(敬称略) 中曽智子 元山悠佑 小山登美夫ギャラリー 光明寺會舘 尾道市立大学 
   NPO法人尾道空き家再生プロジェクト 地域住民の皆さま
助成|平成31年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業 beyond 2020
お問い合わせ先 AIR Onomichi実行委員会事務局(光明寺會舘内)
   〒722-0033 広島県尾道市東土堂町2-1
   Tel/0848-51-5717 Mail/aironomichi@gmail.com

2019-09-08

From Here to Beyond


9月7日[土]より尾道市立美術館にてはじまった「From Here to Beyond/ここからむこうまで」
参加アーティストとしてもうひとりで「Scab」を展示しています。
美術館の外からみえるのは「Painless jellyfish(無痛クラゲ)」
大気の対流とともに上昇の際は、美術館にお立ち寄りください。
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FROM HERE TO BEYOND/ここからむこうまで

アーティスト
柳 幸典/小西 紀行/もうひとり/小林 正人/岩崎 貴宏/小金沢 健人

会 場 尾道市立美術館/広島県尾道市西土堂町17-19(千光寺公園内)
会 期 2019年9月7日[土] - 10月27日[日]
時 間 9:00 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし、9/16、23、10/14は開館)
観覧料 大人 800円 高大生 550円
website https://www.onomichi-museum.jp
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Exhibition
From Here to Beyond
Artists
Yukinori Yanagi
Toshiyuki Konishi
MOUHITORI
Masato Kobayashi
Takahiro Iwasaki
Takehito Koganezawa
Guest Curator
Yoshinori Ishikawa
Dates: 7 Sep, - 27 Oct, 2019
Holiday: Monday (except for national holidays)
Open Hours: 9:00-17:00 (Last admission to exhibition is at 16:30) ※12 Oct, open -20:00
Venue: Onomichi City Museum of Art 








2019-08-16

光明寺會舘学校 2019

2019年8月19日[月] 
第4回 星劇団レクチャー「私の星劇団」




この度のレクチャーは 2 部構成で開催します。
まず第一部ではアーティスト横谷奈歩がこれまでの「星劇団(*)再演プロジェクト」の経緯について語ります。
第二部 ではその内容を踏まえ、私たちがつくる未来の星劇団についての提案を横谷奈歩 が行い、その後それぞれの参加者が考える「私の星劇団」についての意見交換をしながらプロジェクトの今後について考えていきます。 
*星劇団は19464月に尾道市吉和で、当時10~20代の女性を中心に結成された劇団です。 


横谷奈歩 略歴 
美術作家。1975 年東京生まれ。2008 東京芸術大学大学院 美術研究科 後期博士課程を修了後、文化庁新進芸術家海外研修制度にてヨーロッパに滞在。古代ローマ遺跡を初め、街や自然、博物館等のリサー チと制作活動をおこなう。以後、日本国内から世界各地へ足を運び、調査と取材を重ね、土地に隠された歴史やひそやかな事柄を残していくことを最も大切なテーマとしている。


光明寺會舘学校2019
第4回 星劇団レクチャー「私の星劇団」
日 時 2019年8月19日[月] 18:00 - 20:00 
場 所 光明寺會舘/広島県尾道市東土堂町2-1
参加費 無料